墜落日記 - 2008年5月24日の墜落
何を今更だが
ITmedia にこんな記事が出た。
『最近の「MS-IME」は目に余る――よろしい、ならば「ATOK」だ』という記事だが、昔からずっと ATOK を使い続けている自分としては、ホントに何を今更である。
でも、確かに正直最近の MS-IME の変換精度は非道い気がする。
昔、仕事で NT4.0 を使い続けていた頃、実はそんなに非道いとは感じていなかった。
ビジネス日本語を打つだけなら割とナントカいけていたので、ATOK を使うのは自分の癖を学習した辞書資産を引き継ぐただの自己満足と思っていた時期もあった。
しかし、客先で久しぶりに MS-IME を利用することがあって(MS-IME 2003 である)、そのあまりの酷さに苛立ちがつのって、思わず「この糞下逸っ」と罵った。
そう、確かに目に余るのである。
某ブログを発端に「MS-IME の変換効率悪化は開発が中国にシフトしたのが原因」との憶測が出ているが、考えてみれば年金記録の転記で中国人アルバイトが大量にミスしたという事件も記憶に新しい。
ま~この件に関しては「日本語も話せるし漢字も書ける」とかいう人材派遣会社の売り文句を寄りによって鵜呑みにした社保庁の能無しを強調する事件であったわけで中国人の善し悪しが問題なのではないが、結局のところ中国人の日本語に対する認識などはその程度なのだという間接的な証明にもなろう。
実際、一見すると喋れて書けているように思える中国人が実は全然単語を知らなくて文節区切もなにも滅茶苦茶だった実例をいくつか知っている。
(と言うか、人材派遣会社は通常「中国人でも良いか?」とか「外国籍でも良いか?」と聞いているはずで、それに対して O.K. を出してしまう社保庁の能無しは本格的な世間知らずである)
それにしばらく使ってみたところ、これと断言できるわけではないが根本的なアルゴリズム自体にも問題がありそうな気がする。
しかし開発主体が中国にシフトしていると、日本側で問題に気付いても手が出せないような状態に陥る、所謂オフショアでよく発生するような問題に直面したのではないか?
で、結果として MS-IME は非道いことになったのだろけど………
ストイックとも言える姿勢で日本語を追求した ATOK と、中国如きに開発主体を移された MS-IME では変換精度や学習精度が変わってくるのは当然の結果だ。
IME というのは日本語入力を日々使う人間からしてみれば作業効率に地味に響いてくる要素なのであるから、馬鹿のひとつ覚えのように OS 付属の物をそのまま使うのではなく、選ぶ姿勢を持って臨んだ方が良い。
そう言う意味では、今回の ITmedia の記事は今更とは言え悪い物ではなかったろう。
(もっとも ITmedia を覗いているような人間は当然 IME に選択肢があることを御存知だろうが)
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