墜落日記 - 2008年11月の墜落
2008年11月30日
仕事用新型ワークステーションが冗談抜きに必要かも知れぬ
そろそろ公開されるはずの PDT (PHP Development Tools) 2.0 の Stable Builds (2008/11/02) の All-In-One を仕事用ワークステーションに導入してみて、なんか凄い切なくなった。
とても、とても重いのである。
エディタに文字が表示されるのが目で追えるのである。
正直、何事かと思った。
いくらなんでも異常だと思った。
自宅のワークステーションに導入した時は、なんちゅ~か当然ながらサクサクッと動くのだが、流石に Prescott コア Pentium 4 の 3.2GHz での開発は限界が近くなってきた模様。
メモリもこの前 4.0GB に増強したけど、焼け石に水って感じだったかね。
VMware Server のコンテナに仕事用サーバを導入したので、その分だけは延命したと言えるのだけど………
最近は Core i7 とか出てきて、プラットフォーム全取っ替えとは言っても思っていたよりもずっとリーズナブルな値段になっている様だ。
一度に大量の金を放り込んで長く使う自分のスタイルの性質上、新型マシンを作る時は往々にして全取っ替えとなってしまうので Core i7 に突撃するのも Core 2 Quad に突撃するのも同じだったりするので、いっそ Core i7 に突撃してみるのも良いかも知れぬ。
P6T WS Professional 辺りなんか SAS とかのストレージインターフェイスが充実しているし、PCI-X とか積んでいてワークステーションとして使う分には良いかも知れぬ。
ま、ボーナス次第なのですが!!
今期は滅茶苦茶に容赦なく厳しいしなっ!! 無理かなっ!!
………しくしく………
そう言えば、この前の入院で保険が下りた。
診断書を保険会社に渡して手続きしたのが 26 日なのだが、忘れた頃にやってくると思い込んでいた自分としては弩ビックリな早さである。
例の未払い問題が発生した絡みで、払える物は早期に払う体勢になっていた模様だ。
ちなみに入っているのは入院特約の付いた医療保険で、三大疾病になると以後の保険料は頂きませんというアレである。
入院 1 日につき 5,000 円、手術が発生したので 100,000 円、5 日以上入院したのでさらに 13,000 円の合計 138,000 円。
これだけなら支払った額よりも小さいが、高額医療となるはずなので健康保険の方からも給付金もあるはずだから、結果的には儲けてしまう計算になると思う。
5 ヶ月間のたうち回って胆嚢取っ払った末に得られた儲けと考えると………ちょっと切ない………
皆さんも食生活には気をつけて体調管理は万全に………
そう言えば、最近の先生方は馬鹿だ馬鹿だとは思っていたけどまさかここまで馬鹿だとは思わなかった。
というか、もはや人としての品格を疑わざるを得ない。
もちろん麻生の馬鹿大将である。
なんか漢字が読めないだなんだとマスコミはそんな下らないところばかりクローズアップしているが、これもマスコミの品格の無さと言える。
ぶっちゃけ漢字が読めなくとも主義・主張がまともであれば政治家としては及第点で、漢字が読めないこと自体は「アホでぇ~!」と指差して笑う程度のネタにしか過ぎない。
しかし人としての品格がない人間が政治家になると悲劇である。
失言、失言と言うが、失言にも種類があり、中山(元)国土交通相の失言(暴言)と、麻生総理の失言はやはり種が異なる。
中山(元)国土交通相の失言(暴言)は背後に彼なりの主義・主張があるが、麻生の馬鹿大将の失言は金持ちの世間知らずな馬鹿息子が何も知らない上に何も考えずに息巻いているに過ぎない。
まさに品格のない人間の典型例である。
今はウォール街の欲深く品格のない馬鹿共が起こした未曾有の経済不況下である。
(実際にはサブプライムローンは引き金になったに過ぎず、それ以前からぶっ壊れる兆候となる異様な経済活動はあったのだけど)
アメリカンスタンダードやシカゴ学派の経済論が世界を統べる問題点が浮き彫りになり、盲目的な対米従属が国を維持する解ではないと世間が遅まきながら気付き始めた現在、日本には日本の国家存続を賭けた舵取りが求められている。
にも関わらず国家のリーダーとなるべき総理大臣に金銭感覚が光年単位でずれている馬鹿息子が収まっているというのは、一体どれだけの人材不足なのか?
対する民主党もおそらく小沢が居る限り政権が取れるほどの支持率が取れないだろう。
小沢がいるから民主党は嫌だと肌感覚で感じている人間も、実は殊の外多いのではないか?
世襲議員、二世議員などが台頭してきた現在、政治に品格を求めるのはもはや不可能である。
ご覧の通り、世襲議員、二世議員や、麻生総理のような金持ち家系の馬鹿息子では、主義・主張もないし踏ん張りもない役立たずだと言うことは再三にわたって証明された。
いっそ一度議員になったら三親等内再出馬禁止とか、少しでも自浄能力が維持できる規則を作ってしまうのはどうだろう?
品格のない世襲議員、二世議員の台頭を少しでも抑えられるのではなかろうか?
(そうするとまた官僚が強くなりすぎる問題点も出るだろうけど)
2008年11月18日
RAD Studio 2009
EMBARCADERO TECHNOLOGIES より RAD Studio 2009 の情報が公開されたようだ。
Borland 時代は情報公開が本当に発売直前でいつも困っていたが、EMBARCADERO TECHNOLOGIES になってから公開が早めになっているようで助かる。
この 9 月に Delphi 2009 と C++Builder 2009 が発売されたが、RAD Studio 2009 は先日情報公開された .NET Framework 版 Delphi である Delphi Prism とも統合された、ネイティブ Windows と .NET Framework の双方での開発を行うことが出来る統合開発環境だ。
Delphi Prism は従来までの Delphi .NET とは完全に互換性が無く、VCL から継承される部分はなくなってしまうようである。
Delphi .NET の WinForm の部分が分離・強化された、と思えばよいのかな?
なので、Delphi Native (Win32 API 版 Delphi を敢えてこう呼ぶ) と Delphi Prism の間ではコード互換性はなくなる模様。
自分的には Delphi .NET の存在意義って正直全然分からなかったのでこれ自体はむしろ良いかも知れないが、文法自体は従来の Object Pascal の延長線上にあるようである。
ちなみに Delphi Prism は C# の完全なスーパーセットとのことで、C# に出来て Delphi Prism に出来ないことはないらしい。
自分は RAD Studio の Enterprise で年間サポート契約を結んでいるので、自動的に届くだろう。
とどいたらまたちょこちょこ遊んでみようかと思う。
………ちょっと色々と忙しくて Delphi 2009 でイマイチ遊んでいなかったりするのだけど………(汗々)
2008年11月14日
退院しました
本日、無事に予定通り退院した。
とは言っても、土手っ腹に穴を4つも開けた後なので、ホイホイ歩くとズシンズシンと痛むので、別の生き物になったかのようにそろ~りそろ~りと歩いている状態ではあるが………
取り敢えず、立派に育った親指の第1関節くらいの大きさの結石×2、人差し指の第1関節くらいの大きさの結石×3が取り出されて、我ながら呆然としてみたりする今日この頃である。
で、入院中に更新できなかった墜落日記をまとめ書きしてしまおうと思う。
入院当日 - 11月10日
取り敢えず、入院当日は10時に病院入り、諸手続を済ませて血液検査だなんだとしつつ時間を潰す。
21時以降は禁飲食状態になり、明日に手術なのだと否応なく突き付けられる。
命に別状はない手術なのだと分かっているので、実はこの時点で自分は全然緊張していない。
手術日 - 11月11日 (手術前)
本日、自分を切る主治医が二件の手術を掛け持ちしているらしい。
自分の方は時間が予測できる手術で、もう片方は時間が予測できない手術らしいので、本来午後だった日程が前倒しで午前中になる。
8時30分、移動寝台に寝かされて手術室に運ばれる。
手術室の待合室では他の手術患者がラッシュアワー状態、しばらく放置され天井を眺める羽目になる。
何故かBGMでアメイジング・グレイス (「白い巨塔」で主題歌に使われた曲) がかかっていて、何が何でも手術なのだと思い知る。
………これも1つのイメージトレーニングか………?(爆)
で、自分の番が来て手術室に運ばれ、移動寝台から手術台に乗せ替えられる。
目の前にはドラマでしか見たことがない照明器具。
左腕から点滴が入れられ………意識がストンと………
手術日 - 11月11日 (手術後)
全身麻酔から覚めた後なので、記憶が曖昧だが………
目を覚ますとまだ手術台の上。
どうやら起こされたらしい。
手術台から移動寝台に移され、迎えを待つ。
と、唐突に全身を震えが襲う………と言うか、マジで寒い、一気に意識が覚醒する。
看護師らしき人が「寒いですか?」と聞いてくるが「見て分かれ」とか罵詈雑言を吐く余裕など当然無く、西部警察最終話で大門が殉職する時のようにガタガタ震えながらやっとの思いで「寒い………」とだけ返す。
(ちなみに大門はその一言を最後に殉職している)
その後、どうやら電気毛布を掛けられたらしく、また意識が混濁する。
混濁する意識の中、両親が覗き込んでいた様な気がするが、これも記憶が曖昧。
次ぎに意識が戻ったのは病室。
酸素マスクが付けられ、穴から胃まで管が通され、左腕からは絶えず点滴の状態。
急速に意識が戻るが、そうすると今度は体が動かない恐怖が襲ってくる。
意識がハッキリと覚醒しても体が動かないから質が悪い。
が、体は確実に熱いし、喉に異物が入っている上に全身麻酔の直後なのでとにかく喉に痰が絡むのがイライラする。
イライラするけどどうしようもない―――こんなの一日続けていたらと思うと気が狂いそうになる。
だが、取り敢えず酸素マスクは19時に外れた。
あとは鼻から酸素をシューシューと吹き込む管を入れられ (鼻の入口辺りでシューシュー言うだけなので身体的苦痛はずっと小さい)、一晩放置プレイ。
当然、痰は絡み続けるし、動かない体は寝苦しいことこの上なく、それでも動かすと鼻から入っている管が喉に当たって嘔吐感と気持ち悪さが徒党を組んで襲ってくる始末、意識が睡眠の彼方に落ちるまでにエライ苦労をする。
一晩中、痛む腹を押さえながら痰を吐き続け、翌朝を迎える。
手術後1日目 - 11月12日
翌朝、9時くらいに酸素吸入が終わる。
同時に鼻から胃まで入っていた管も抜かれ、腹部に入っていたらしい (気が付かなかった) 管も抜かれた。
が、全身麻酔から丸々一日動かさなかった体はとにかく重いことこの上ない。
立ち上がるだけで一大事業、たしかにこれは歩けない、看護師の「本日は看護師と一緒に歩行訓練です」の一言が現実味を帯びる。
が、事態は急変。
10時くらいに看護師が病室に飛び込んできて「○○さん、××からお電話ですが」と来やがる。
(「○○」は本名、「××」は自社の事業所の名前だ)
天を仰ぎたい気持ちで携帯電話をカバンからせっせと取り出すと看護師は無情にも「携帯電話は通話可能エリアでお願いします」と仰る。
………くっ、この看護師、俺がどういう状態か分かってねぇ………
現実問題としてココは病院なので当然病室では通話不可、しかし通話可能エリアはエレベータホールの一角にある。
携帯電話のメール履歴を見るとグループウェアの電話メモのメールが2本に、通常メールが1本―――去年納品したシステムのサーバが落ちたとか言って緊急事態っぽい。
一大事業を敢行して立ち上がり、点滴の台を杖替わりに通話可能エリアまで歩き出す。
穴が4つも開いている腹部は押さえていても一歩ごとにズキンズキンと痛むし、吐き気まで出る、脂汗も滲む、通話可能エリアまでの距離が無限にも感じる。
通話可能エリアまでナントカ辿り着くと、お客様に電話―――別の電話に出ていらっしゃる(涙)
仕方ないから一度自社に電話、情報を少しでも聞き出せないかと思ったが、めぼしい情報はなし。
5分後に再び電話。
(普段は5分後に再度電話なんて性急な真似はしないが、体力が保たん)
今度は繋がったが、なにか話が要領を得ない。
どうやら去年納品したシステムのサーバ自体が落ちたのではなく、システムの Oracle 10g がデータベースリンクで繋がっている基幹システム側 Oracle 9i のデータベースサーバが落ちたことによる貰い事故が起こったようだ。
「俺の所為じゃねぇじゃねぇかっ!!!」と喚き散らしたい心境に駆られる。
(詳細に調査したら原因はコチラのシステムでした、とか言われたら洒落にならんが)
基幹システム側が復旧したことで現在は動いているとのことで、腹を押さえながら点滴抱えて (多分、輸血が増えてる) 現場に飛んでいく最悪の事態だけは免れたが、ごっそりと持って行かれた体力はもはや限界に来ていた。
自分一人が居なくなっているだけでトラブル対応も出来ないシステムを納品してしまう自社の体勢の不備も当然問題だが、なにも今週でなくてもいいだろうにと激情を持て余す。
ちなみに、当然と言えば当然だが、歩いちゃった以上歩行訓練は華麗にスルーされた。
術後検査のレントゲン撮影には車いすで向かったが、なんか気分的に寒かった。
落ち着きを取り戻した夕方、主治医と改めて会話をする。
手術の方法は予定通り腹腔鏡で終わっているらしいが、なんでも、度重なる胆石症の発作で常人の2倍くらいに胆嚢がふくれあがっていて、ドコまでが胆嚢でどこからが肝臓でどこに胆管があるのか分からなくなっていた状態だったらしい。
だが、自分は開腹手術が難しい体型―――早い話がデブ―――だったので、腹腔鏡での手術を続行し、1時間半予定の手術が3時間半かかってしまったらしい。
その結果、胆嚢と共に摘出できたのは、前述の立派に育った親指の第1関節くらいの大きさの結石×2、人差し指の第1関節くらいの大きさの結石×3である。
なかなかにゾッと寒気のする話である―――というか、よく今まで発作を耐えてたな、俺(爆)
手術後2日目 - 11月13日
これと言って特筆すべき点は無し。
消化器官も止まっていたので回復のために食事が流動食、5分粥、7分粥とレベルアップしていくが、腹帯で締め付けている関係もあって7分粥のボリュームになるともう入らなかった。
経過も良好で、明日の退院を主治医と確認した。
敵は無為に過ごさなければならない時間だ。
明日には娑婆に戻れる………
手術後3日目 - 11月14日
で、退院。
まだ歩くと腹部がズキンズキンと痛むが、それでも立ち上がるだけで一大事業だった手術後1日目よりは遙かにいい。
帰り支度をして、車で迎えに来てくれた母に連れられて帰途へ。
車の長丁場はなかなかに体力的に厳しいが、娑婆の空気はやっぱり旨い。
帰りに主治医への紹介状を書いてくれた掛かり付け医の元により、手術が終わって退院したことを報告。
掛かり付け医のトコロには主治医から随時連絡が入っていたらしく、状況は全て把握していた模様。
ちなみに主治医の先生、自分の手術の日は時間が分からなくなってしまった手術を連投してへとへとになってしまったらしい。
自分の手術は時間が分かるからと午前中にしたのにな………
いや、ホント、お世話になりました。
掛かり付け医の話では、なんでも胆嚢結石は誰でもなり得るが、3F、「fat、forty、female」と言って 40 代以上の太った女性が特になりやすいらしい。
「3F で上腹部が痛いなら胆石症を疑え」とまで言われるそうだ。
fat ではあるが forty でも female でもない自分って………(汗々)
ま、取り敢えず立派に育った親指の第1関節くらいの大きさの結石×2、人差し指の第1関節くらいの大きさの結石×3は戒めの石として、目の届く位置に常に置いておこうかと思う。
痩せれ、俺。
2008年11月10日
まな板の鯉になってきます
本日10日より14日まで、胆嚢結石の摘出手術で入院してきます。
11日に手術、12日~13日まで経過観察で、14日退院の予定です。
一応モバイル端末は持っていくので本当に全くネットワークに繋げないのは手術当日の11日 (と、場合によって翌日の12日) くらいだと思いますが、如何せん病院ですし、普通部屋ですし、原則として音信不通ということになります。
また、その間は自宅のセキュリティポリシーの関係で、メールの送受信も出来ない状態になります。
ま、切ればどうにかなると思っている人達が入っているだけの外科病棟だと思うのでモバイル端末でネットワークしてても実害はないと思いますが、中にはキーボードのタイプの音すら嫌がる人もいるかもしれませんから………
と、言うわけで、連絡くれても対応は週末か翌週以降となりますのでご了承下さい。
では、生きて週末に会いましょう!!(爆)
2008年11月9日
システムデザインとセキュリティリスク ――― Google マイマップの失敗例に学べ
最近、Google マイマップで意図せぬ情報公開事故が相次いでいる。
「つい、うっかり」で済んでいればよいが、未だ気付いていないだけで重大なセキュリティリスクを招いている可能性は否めない事実だ。
「つい、うっかり」で個人情報の大量流出事故を招き、今まで築き上げた信頼関係を瓦解させ、タダでさえ低迷している株価を暴落させたあげくに会社倒産なんてシナリオも夢物語ではない。
顧客情報を扱う営業担当者など外回りの要員を抱えている会社は、Google マイマップの利用に関する注意を全社展開すべきだ。
もちろん Google マイマップの利用禁止を業務命令として出してしまってもよい。
その程度のリスク管理は必要だ。
企業の情報システムを預かる部門には早急な対応が求められよう。
どうしてこの様な事態に発展してしまったのだろうか?
自分は、この事件を受けて利用者側に「非公開にしていないお前が悪い」と言い切るのは些か以上に暴論だと考える。
今回の問題は Google が利用者層の想定を間違えた、ないししていないことから発生したシステムデザイン上のセキュリティリスクだと考えるからだ。
さて、Google マイマップの機能は Google の想定としては「全世界のユーザーと情報を共有する」ことを目的としている。
むしろ「非公開」の機能の方がオマケであり、基本ポリシーとしては「公開」となっている。
システムだけで見た場合、この判断も当然あり得る。
Google の今までやってきた基本ポリシーとも逸脱しない。
しかし利用者層の想定を間違えるとこれは重大なセキュリティリスクとなる。
何度も言うが、Google は学生気質のベンチャーが急成長してしまった企業である。
その母体も学生だ。
しかもよりにもよって技術系の学生なのである。
彼らの想定する利用者層は、無意識のうちに技術者寄りになってしまっていると考えられる。
そうすると現実的な利用者層との間に乖離が生じる。
現実の利用者層はインターネットのセキュリティに疎い。
掲示板に電話番号を書き込むわ、住所を書き込むわ、とにかく我々技術者から見れば「馬鹿か? お前は?」というような連中が大多数だ。
個人情報を公開すれば全世界から見えてしまう危険性を認識していない。
もちろん、そのような教育も受けていないし、教育する側もそのような教育が出来るだけの認識がないのが実情だ。
それが現実的な利用者層の実態である。
Google は利用者層の想定を、自分達の基準である技術者視点に無意識に限定してしまうことで、現実的な利用者層との間で重大な齟齬を発生させてしまった。
そしてその齟齬が Google マイマップのシステムデザインに影響してしまっている。
つまり、Google マイマップに設定した情報の基本ポリシーが「公開」であるシステムデザインその物がセキュリティリスク―――いや、セキュリティホールであるのだ。
Google のシステムデザイン全般に言えることだが、基本的にインターネットに忠実である。
だがそれは、黎明期のインターネットだ。
一部技術者、学生などだけが利用でき、性善説がまかり通り、悪者が居ないインターネットである。
学生の脊椎反射で何かやっても、回りは何も言わないで許してくれる、そしてそれが大きな問題になることもない、そんな世界である。
しかし現在は違う。
インターネットの利用は拡大し、もともとあった性善説は通用しなくなった。
性善説を前提とした SMTP はいいようにスパム業者に悪用され、DNS はそれ自体がセキュリティホールとなった。
利用者は「インターネット? どこ行けば買えるの?」とでも言わんばかりの初心者ですらない一般人であふれかえっている。
そのような現実を前にして、未だに一般の利用者に高いセキュリティ意識を問うようなシステムデザインをすること自体がセキュリティリスクである。
Google は本質的にそれに気付いていない。
もし Google 社内にその現実に気付いている者がいたら―――つまりまともな社会経験のある技術者がいたら―――基本ポリシーが「公開」となるシステムデザイン自体に疑問符が付いていたはずである。
だが、Google にはその当然あるべき自制がない。
Google 自体が既にセキュリティリスクであるとする自分の論拠を更に固める結果となった。
さて、Google マイマップを槍玉に挙げたが、これは Google マイマップに限ったことでは当然ない。
例えば、企業の社内システムを長く作ってきた人間が、突然に公開システムのデザインをすると同様のことが起きるかも知れない。
社内システムであれば、利用者の想定は簡単だ。
そして統制も情報展開も簡単である。
しかし公開システムだとそうはいかない。
外の世界というのは、社内システムでは想定外である「普通やらねぇだろ、そんなこと!?」という事態が普通に起こってしまう世界である。
利用者層の想定とそれに繋がるシステムデザインは、Google マイマップのようにセキュリティリスクを容易に発現させる場合がある。
システムデザインを行う際、我々は自分が無意識に固定的な想定を持っていないか、自分に都合の良い前提条件を勝手に想定していないか、よく考えなければならない。
そうしなければ、今度は我々が世界にセキュリティリスクをばらまく立場になりかねないのだ。
我々は Google マイマップの失敗例を元に自戒せねばならない。
2008年11月6日
計画を練っている最中は楽しいけどね
見積金額を見ると愕然として絶望にうちひしがれるんですよ、これが。
なにかって?
そりゃ、PC 自作する人ならば一度ならずも通過するでしょ?(笑)
金融危機がいろいろと大変で、実態経済をじわじわと浸食している今日この頃。
ツクモは民事再生法手続き始めちゃうわ (マジで頑張れぇ~!!)、公的資金のばらまきカウントダウンが始まっちゃうわ、もうとてもとても悲しい時期。
ボーナス払って資金繰りに困窮して倒産する会社も出よう、ボーナスが払えなくて社員のモチベーションがどん底に落ちてやっぱり立ち行かなくなる会社も出よう、給料もボーナスも払って仕事もちゃんと出来ているにも関わらず貸し渋りの直撃を受けて黒字倒産する会社も出よう、年末商戦の回収が思うように出来ず1月倒産する会社もあろう………
未だにマネーゲームやってる馬鹿共が株価で一喜一憂しようが全く関係なく暗闇に落ちていっている中、当然のことながら多分の例に漏れず自分のボーナスも減らされよう―――というか出るのかすら定かではない。
どんなに頑張っても裁量労働制では月々の給料は固定、さらにボーナスまで目減りしたり出なかったりして成果のへったくれもなくなった日にはモチベーション最悪になることは想像に難くない―――というか年収を計算したくない。
(裁量労働制って裁量の余地がなければただの詐欺です)
さらにさらにで弱り目の祟り目で胆嚢結石の摘出手術である。
もう、あぅあぅあ~………である。
そんな中、ふと新型サーバの夢を見てしまうのである。
金はなくとも物欲は無限なのである。
スタパ氏のように日々是物欲なのである。
去年も似たようなこと言っていた気がするが、夢を見るだけならタダなのである。
(ちなみに輸入物は円高になるとお買い得なのも事実)
で、現在、あろうことかサーバにも使えるワークステーション向けマザーボード X7DA3+ が余っている。
これに Quad Core Xeon を Dual で奢って、メモリも 8.0GB くらい奢って、VMware ESXi で仮想化してみたいと思う。
CPU は前記の通り、Quad Core Xeon を Dual で合計 8 コア、モデルは価格と TDP と考えると E5420 辺りがりーずなぼーかな?
メモリは 2.0GB×4 くらい放り込んで 8.0GB、メモリスロット的には 4 スロットの余り。
ハードディスクは足回りの高速性を取ると SAS で 15,000rpm の 146GB×4 で RAID-0+1 辺りが素敵だけど、容量を優先して SATA 7,200rpm の 500GB×4 でもよいかもしれぬ。
で、最大の問題はケースである。
X7DA3+ の SAS コネクタは何故かマザーボードから水平に飛び出しているので、Extend ATX の大判マザーボードにもかかわらず更にケースに前後長を強いる。
下手に短いケースを買うと、SAS ケーブルと干渉してしまうのである。
現に自宅用ワークステーションで使っている OWLTECH の OWL-602D IV (B)/N はモロに干渉して片方しか使えない状態に陥っている。
これは当然避けたいが、オンラインで色々と探してもケース内部の寸法まで公開している物はないので判断が出来ない。
SUPERMICRO の X7DA3+ のページでは CSE-743T-645 が推奨されているが、素直にこれを選んだ方がよいのだろうか?
ドライブエンクローシャもバッチリ付いているし確かに色々と凄いケースではあるのだけど………
ちなみに SATA プランだと追加予算は約 21 万円というところ。
これが SAS プランだと 32 万円に跳ね上がる………やっぱ熱いぜ SAS は。
ああ、あと仕事用ワークステーションもそろそろ本気で更新を考えないと、色々とガタが来ているっぽい。
元々が対修羅場用決戦装備だったから使い方が半端じゃなかったし、なんだかんだで稼働時間が一番長いのは仕事用ワークステーションだろうし………
自宅用ワークステーションに自宅用サーバ、仕事用ワークステーションの導入時期ってほぼ一年内にドバッって感じだったからドバッと寿命が来るのは仕方ないとはいえ、なんかゆとりローンが払いきれなくなって七転八倒しているかのようだ………
(ホントにそうなっている人、スミマセン)
色々と計画を練ってみたり、見積もりしてみたりするけど、やっぱ現実は切ないな~………