墜落日記 - 2009年8月25日の墜落
今こそ人材確保・育成にも『選択と集中』を
昨今の SSD ブームならいつか何処かが出すかなぁ~と思っていたけど、やっぱり出たね。
SATA 直付けの超小型 SSD ドライブ。
ELECOM が受注生産品とは言えラインナップを発表した。
- マザーボード直付け SATA接続 nanoSSD
- http://www2.elecom.co.jp/storage/ssd/esd-idsaa/
ま、昔からある DOM (Disk On Module) と同じなんだけどね(笑)
ハイパーバイザ自体は小さい仮想サーバの起動ドライブなんかに利用すると良いかも? とか考えているので、自宅に仮想サーバを導入する時には DOM でいこうと思っていた。
選択肢が拡がったのはよいのだが………しかし受注生産品か(汗々)
閑話休題。
昨日はプログラマは何故に転職を志すのか? 人材の流出を防ぐには如何なる対策が必要なのか? という部分に関して、経営者でもない平社員の自分が個人的な観点からつらつらと述べてみたのだが。
今日は自分の首を絞めかねない発言をしてみる(汗々)
経営者は人材確保・育成にも『選択と集中』を考えるべきである。
日本企業が苦境に立たされた 90 年代から声高に叫ばれた(もはや耳ダコである)『選択と集中』という言葉がある。
企業戦略として、得意分野を集中的に伸ばし、採算が取れない事業などは思い切りよく切り捨てよ、というのが意訳である。
もちろん『選択と集中』も銀の弾丸ではなく、当然のことながらリスクが存在するのだけど、この『選択と集中』という考え方は我々が戦う IT 業界の人材確保・育成に今こそ必要な言葉なのではないか?
貴方の会社は夏のボーナスは出ただろうか?
満額出た? それは幸せなことだが冬のボーナスのキャッシュフローは大丈夫?
減額された? 出ただけ幸せなことだが冬のボーナスの(以下同文)
無くなった? はい、私もデス(涙)
昨今の経済危機によってボーナスが出なかった、ないし減額された方は多かろう。
そして月々の給与カットも既に始まっているところがあるのも事実だ。
私のトコロは幸いにして“まだ”始まっていないが、もはや時間の問題だろうと確信している。
さて、ここで昨日の問題と絡めてみたい。
月々の給与カットを一律に行うことは正しい判断なのだろうか?
おそらくこれは IT 業界においては最大の愚作のひとつであると考える。
と言うのも、昨日の日記で考えたとおり、IT 業界の主戦力である技術者、即ちプログラマやシステムエンジニアの職域というのは専門職であり、能力格差が顕著で、人件費比率が高いため転職意向率が高い傾向がある。
そして能力の高い人材の転職意向率の高さを下支えするに足る求人が常に出ているのも事実である。
これらの事実はそのまま企業への帰属意識の低下に繋がっており、能力の高いプログラマやシステムエンジニアというのは常に流動的であると考えていい。
では、もう一度問おう。
月々の給与カットを一律に行うことは正しい判断なのだろうか?
絶対にダメ、問題外である。
それは単純に能力の高いプログラマやシステムエンジニアの転職意向を転職決意に変えるきっかけに過ぎず、転職しようにも出来ない能力の低いプログラマやシステムエンジニアだけが残ってしまう状態を作り出すだけだ。
たとえ経済が上向く局面が訪れたとしても、その頃には会社は這い上がる手段が残されていない状態に陥っている。
こと IT 業界において「みんなで我慢して艱難辛苦を耐えきりましょう」は通用しないのである。
ではどうしたらよいのか?
仕事がないから安い仕事でも飛びつかなければならない、でも原価スレスレとか原価割れとか平気で起こすから少しだけ居る能力の高いプログラマが稼いだ粗利など簡単に食い潰されてしまう、給料を払うには現金が必要だけど既にボーナスは切っちゃった、取引銀行の与信もそろそろ審査が厳しくなってきた………もはやジリ貧なのに。
答えはひとつ、人材確保・育成にも『選択と集中』を導入するのだ。
誰もが平等に賃金をもらえる時代でも、昇進する時代でもなくなった。
将来性のある社員、将来性のない社員を並べて教育しても時間と金の無駄。
事業の中核となる有望な人材のみに集中して金をかける『選択と集中』を行うのだ。
では、どの人材に金をかけるか?
その判断に必要となるのは評価制度だ。
会社にとって有望な人材、必要な人材を評価し、その人材が流出しないように先行して手を打つために、評価制度を整備する必要がある。
やむなく給与カットする場合においても、評価制度の整備によって真に確保すべき人材を見極める判断基準を明確にし、会社の将来に関して可能な限り担保する必要がある。
それをせずに行う一律の給与カットは自殺行為と認識すべきだ。
IT 企業の経営者は早期に評価制度を整備し、人材の評価を行い、速やかに『選択と集中』を行うべき時に来ているのではないだろうか?
………ああ、そうそう。
部長以上の給与カット率を高くするとか、役員の給与カット率を高くするとか、そんな御為ごかしはむしろ社員に言わない方が良い。
そんな事を言ったって「どうせ元から一杯貰ってたんだろ?」とか言って誰もまともに取り合ってもらえない結果に終わるのが目に見えているので(笑)
ま、『選択と集中』を導入したら自分が切り捨てられる可能性も当然あるわけだけど、経営者視点で考えればそういう決断も必要なのではないかな? と思うわけである。
と言うわけで、今日は自分の首を絞めかねない発言をしてみた(汗々)
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