墜落日記 - 2011年12月24日の墜落
Firefoxの高速リリースサイクルに結局追いつけないプラグイン
Firefoxが高速リリースサイクルでリリースを繰り返すようになってからしばらく経つが、結局プラグインの対応が高速リリースサイクルに追いついていない様だ。
少なくとも自分の環境ではそうである。
先日9.0.0が発表されて、Mac版の不具合のせいで9.0.1にすぐにアップデートされたが、9.0.1にアップデートした途端、フィードリーダのBriefが正常動作しなくなった。
かつてはTab Mix Plusも正常動作せずに、プラグインのバージョンアップまで不便を強いられたことがある。
Firefoxはプラグインで様々な機能が拡張できる。
その様々な機能を利用してブラウジングを快適にすることがFirefoxの利点であり、数多くのプラグインがMozilla.orgでも正式に公開されている。
Briefはフィード/ニュース/ブログのカテゴリで「注目」に分類される。
Tab Mix Plusも同様タブのカテゴリで「注目」に分類されるのだ。
そのような多くのユーザが使っていて一般的なプラグインですら高速リリースサイクルに追いつけていない。
Mozillaは高速リリースサイクルに移行する際、今後はプラグインの互換性は担保される前提で対応バージョンの確認の方法を変更した筈であるが、実際にGeckoやFirefoxが高速リリースサイクルでコロコロ変わる以上、それらに依存しているプラグインの互換性は担保のしようがない。
プラグインの作者だって営利目的でプラグインを作っているのは極少数で、ほとんどが善意の開発者であろう。
本業が別にあって、余暇を利用してプラグインを作ってくれているのだろう。
もちろん、善意の開発者には高速リリースサイクルに追い付く義務も、追い付かなかったことを責められる落ち度もない。
それらは全て善意の範疇である。
しかしそれらプラグインがMozilla.orgにホスティングされ正式に公開されている以上、一般ユーザはそれらプラグインを含めたエコシステムをFirefoxとして認識する。
しかしエコシステムの中心たるFirefoxがコロコロ変わるようでは、エコシステムは成り立たない。
個人での利用ですらこの状態なので、企業で採用する場合には高速リリースサイクルは癌にしかならない。
全世界的にFirefoxを採用するIBMが、高速リリースサイクルを前にして悲惨な判断を強いられたのは既報の通りである。
ちなみにIBMは全世界的にガバナンスが効いている企業であることを認識しなければならない。
(以下の記事ではマイク・カプリー氏のコメントとジョン・バリキ氏のコメントに直接的な因果関係はないですね、読み違えました)
- http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/05/news056.html
- http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/27/news011.html
たしかにインターネットの技術の進歩は早いし、AppleやGoogleなどの過去との互換性を度外視してくる輩も居るが、ほとんどの一般ユーザと企業はアルファギークではないという事実を無視し続けることは出来ないのではないか?
Nightly buildとMilestone Buildが限りなく近いような状態は無理だろう?
FirefoxもRed Hat Linuxの様に、高速リリースサイクルを採用して最新技術を常に取り込むバージョン、長期間サポートを前提にサブスクリプションが付属したバージョン、サブスクリプションは要らないけど長期間の安定は欲しいバージョンに分岐したりしてな。
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