墜落日記 - 2016年10月15日の墜落
Windows 10 Mobileに全てを寄せてみた
HP Elite x3が届いてからボチボチと設定をしているのだけど、そろそろ本気でWindows 10 Mobileに移行してみようかと行動を開始した。
現在の自分のプランはドコモのFOMA通話+パケホーダイにXiデータプランを足したモノ。
もちろんフューチャーフォン(所謂ガラケー)とWindows 10 Mobileの2台持ち。
仕事の通話もデータ通信も割と節操なく使っても上振れが少ない贅沢契約である。
現実的に不便しているかというと実は全然していないし、現在の契約をスマホ1本にしたところで自分の使い方だと大してランニングが下がるとも思えないのだけど、AndroidもiPhoneも持ちたがらない自分はWindows Phoneが出たら移行を検討するとも明言していた。
それになりより、AndroidやiPhoneみたいな通り一辺倒な端末ではなくWindows 10 Mobileを持ち歩く自己満足さ加減が実に自分らしいと言うか、ひねくれ者の面目躍如というか、誰にも触れさせないアイデンティティなのである(笑)
というわけで、FOMA携帯を卒業してWindows 10 Mobileへ移行するプロジェクトを実行段階に移してみた。
本日はドコモショップに来店予約が入れてあり、時間に出向くとスグに契約の検討に入ることが出来た。
Xiデータプランは実は2月27日が契約満了で無料解約出来る期間は3月~4月なのだけど、思い立ったこの時を逃して来年まで待つのはストレスだし、かといってXiデータプランを残してFOMA契約を切り替えるなんて最もコストがかかって馬鹿馬鹿しいので解約金を覚悟する。
で、切り替え先のプランだが、通話を最低限のカケホーダイライトプラン(月額1,700円、1通話当たり5分以内は通話料無料)にすると、データMパック(5GB)以上は選べないと言われたので、仕方なくカケホーダイプランを選択。
※ちなみにコレは店員の嘘もしくは勘違いなので後ほど修正する羽目になる!
データパックはウルトラデータパックが出てから再編されたらしく、データSパック(2GB)、データMパック(5GB)の上は唐突にウルトラデータLパック(20GB)になってしまう、間は無い。
しかし普段使いで2GBは言うに及ばず、5GBも普通に越えてしまうし、7GBに到達しないように気を付けているのが現状だから、本格的に利用を開始すると20GBじゃないとストレスが溜まる。
なのでウルトラデータLパック(20GB)を選択。
15年以上のずっとドコモ割りで800円、ドコモ光で更に割引がかかるので、カタログ値よりは割安になるとは言え、結構な金額(汗々)
長い目で見るとランニングコスト落ちてるけど今回の事務手数料、解約金がペイできるのは何ヶ月先?(笑)
FOMA契約を元に切り替えるので、FOMAカードからVAIO Phone Bizが対応しているmicroSIMに変更(実はここで微妙なミス)をする。
ドコモのキャリア端末を使わずにSIMフリー端末で運用しようとした場合、ドコモショップではほとんど情報が聞き出せない(ドコモメールの設定方法すらも)ので、兎に角SIMカードだけVAIO Phone Bizにブッ差して試してみる。
通話、いとも簡単にO.K.。
データ通信、spモードのプリセットが最初からあるので、こちらもいとも簡単にO.K.。
切り替えに全く支障なし、余りにあっけない。
次のハードルはキャリアメール。
i-modeの時代から連綿と使ってきたキャリアメールにはIMAPで接続できるらしい。
ただ、dアカウントでドコモメールを利用する様に設定にしないとドコモメールアプリ以外では一切繋がらなくなってしまうようなので、最初に設定変更が必要。
ドコモメールアプリが無い端末でもspモードの回線からマイドコモに接続すれば設定画面で設定することが出来る。
方法は以下のドコモのページのStep2が詳しい。
下手にググッて個人の記事を参考にするより正確だ(笑)
(参考:https://www.nttdocomo.co.jp/service/docomo_mail/other/index.html)
上記のStep3には実際にIMAPで接続する方法の設定値が記載されているので、こちらを元にOutlookメールアプリのアカウント追加の詳細設定からアカウントを作ってやる。
途中パスワードを間違えていていつまで経っても同期が完了しないというトラブルに見舞われはしたが、アカウント再作成でパスワードを正常化して事なきを得た。
(同期処理中にパスワードを変更しても適用されない)
というわけで、キャリアメールも割りと苦もなくVAIO Phone Bizに移行が出来た。
こうなると気をよくしてHP Elite x3でも試してみたくなるわけで。
VAIO Phone Bizほど簡単ではなくてもなんとかなるかな? と思ったのは仕方ないだろう。
というわけでVAIO Phone BizからSIMを取り出してHP Elite x3に挿入………できない(涙)
nanoSIMかよっ!? VAIO Phone BizはmicroSIMだよっ!! 大は小を兼ねないよっ!!(涙)
これは瞬間白くなった、とても悲しい(涙)
嗚呼、事前調査が足りなかった、最初からnanoSIMにして変換アダプタ使えば良かった。
microSIMからnanoSIMへのカードサイズ変更の手続きで更に2000円投資(涙)
SIMフリースマホ熟練者はやらない類のポカミスなんだろうなぁ~(涙)
えぇい、ままよ! 授業料だ!!
ドコモショップに再度出向いてSIMのサイズ変更手続きを実施した。
あとnanoSIMとmicroSIMの変換アダプタも念のため買っておく(涙)
HP Elite x3でドツボにはまっても動作検証の取れたVAIO Phone Bizに戻れるし、将来的にもVAIO Phone Bizを予備機として、もしくは山間部に出向く時の補助端末として利用できる。
さて、HP Elite x3にSIMカードを移設してみたのだけど、例によって通話は問題なし。
直ぐに発着信が可能になった。
データ通信の方は、プリセットが無いのでAPNを手動設定しないとだめ。
(というかau/KDDI系のプリセットすら無いのはHP直販だから?)
SIMの設定から「インターネットAPNの追加」をタップ。
プロファイル名を「spmode」(これは任意)、APNを「spmode.ne.jp」、サインイン情報の種類は初期値の「PAP」のまま、同様にIPの種類も初期設定の「IPv4v6」のままで、「このプロファイルを適用する」にチェックが入っていることを確認して登録、電波を掴めば目出度くアクティブになる。
念のためWi-Fiを無効にしてマイドコモに接続して、spモード接続が有効になっていることを確認する。
キャリアメールの設定はVAIO Phone Bizと同様なのでなんの障害も無し。
その他基本的なWindows 10 Mobile側の設定は全て終わっていたので、VAIO Phone Bizからの移行も恙なく完了。
HP Elite x3は純正オプションが悉く届いていないので、Amazonで安物のスクリーンプロテクタだけ買って(安物だけあって縁が張り付かない)、取り敢えず持ち歩き可能な状態にした。
明日からHP Elite x3だけを持ち歩く生活を試してみようと思う。
ちなみにVAIO Phone Bizは電車の行き帰りのウェブ閲覧とオーディオ再生&Bluetooth接続のイヤホン同期に加えてちょっとテザリングとかすると1日でバッテリが虫の息になるので、通話の待ち受けとか、ましてや通話自体を使い始めたら多分保たない。
バッテリ容量に目を向けばHP Elite x3は4150mAhと、2800mAhのVAIO Phone Bizに比してかなり大きいので、外部バッテリを持ち歩くハメには陥らないだろう。
(ノートドックがそろえば外部バッテリにもなるけど)
さて、前述でドコモショップの店員がついた嘘だが。
カケホーダイライトプランだとデータMパック(5GB)以上は選べないのは間違い。
カケホーダイライトプランだとデータMパック(5GB)以上しか選べないのが正解だ。
(参考:https://www.nttdocomo.co.jp/charge/newest_plan/ultra_pack/hitoride.html)
つまりウルトラデータLパック(20GM)を選択している自分はカケホーダイライトプランで良いということだ。
結局オンライン手続きでカケホーダイライトプランに変更したのだが、今月分1,000円は無駄に支払ったことに。
ぅわ、あのドコモショップセンター南店のマスクde店員め、すげぇ~ムカツク(怒)
しかしコレ、極限まで安いプランはドコモじゃ縛りが入っているってことだな。
でも総務省がこの辺りにしきりにちょっかいかけているけど、もしドコモなんかがちゃんと格安プランの提供を始めたらMVNOが淘汰される様な気がする(汗)
総務省って結局何がしたいんだ?
話変わって。
HP Elite x3で興味津々なのはなにもノートドックなどの周辺機器だけではない。
本体に指紋認証と虹彩認証の機能が標準で備わっていて、Windows Helloを積極的に活用できることも大きな特徴だ。
なので早速試してみる。
指紋認証は本体裏面のカメラの下に指紋センサーが備えられており、普通に握ると人差し指や中指が届く場所になっている。
これに左右合計4本の指を登録してみる。
指紋認証の良いところは画面が落ちていても指紋認証にさえ通れば画面が点灯してロック解除できる、正にワンアクションが実現できることだ。
もちろんパスワードはおろかPINも入力しないので覗き見の心配も無い。
Windows Hello + HP Elite x3の指紋認証の読み取り精度はなかなか良好で、1秒ログインを標榜しても良いくらいだ。
虹彩認証はそもそもβ段階なのだけど、こちらも試してみる。
これは虹彩の複雑な模様から個人に固有な特徴を抽出して記録、高速なマッチング技術を用いて認証する方法。
精度は眼鏡やコンタクトレンズをしていてもほとんど落ちないと言われているが、Windows Helloでは設定の際に眼鏡着用の場合は裸眼での設定も求められる。
で、本題の認証だが、虹彩認証の場合、画面が落ちている場合には電源ボタンなどで起動して虹彩認証の機能を起動させないといけない。
(画面が落ちている間にずっとカメラ動かして虹彩を探していたらバッテリ保たない)
そうするとカメラが目の前の映像から虹彩を探してマッチングする処理を開始する様だ。
ただ、読み取り精度は悪くないのかも知れないが、微妙な位置取りが必要であること、外界の明るさなどに左右されてしまうことなど、改善の余地は大きい。
画面を見つめるとフッとログインする様は確かに便利なのだけど(笑)
さてさて。
これでWindows 10 Mobileの正式実戦投入の段取りが全て整った。
今後はこの環境で何処まで出来るのか、どのようにしたらワークライフバランスや働き方改善のインフラと成り得るのか、独自に研究を続けてみようと思う。
あとは、UWP環境のプログラミングかな………?
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